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アディオス・ノニーノ〜ライヴ・イン・ルガーノ 1983

Adios Nonino〜El Concierto de Lugano Interpretado
por el Quinteto Astor Piazzolla

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のCDを国内盤が無いので輸入版で入手し、自動車を長距離で運
転するときは必ず1曲目の”AdioNonino”から聴いていました。
暫くして、クラシック演奏家のギドン・クレーメルさんが「ピアソラへのオマージュ」
というピアソラ先生作品集を1997年に発表したあたりから、日本でのヒ
゚アソラ人気に火がつき、米国人チェロ奏者ヨーヨー・マの演奏がウィス
キーのコマーシャルで使われて、爆発的な盛り上がりとなり、内外の
多くの演奏家が自分のレパートリーに入れるようになりました。死後、よ
うやく世界的に認められてきたような感じがして、なんだか印象派の
画家たちゴッホやゴーギャンを思い出します。
  と、ここまで読んで気付かれるように、ピアソラ先生の音楽の特徴は@Jazzや映画と結びつきが極めて強い。また、彼は自伝で語っていますが、自分の音楽はAエンターテイメントを求める人のための音楽ではなく、考えるための音楽(Es una musica para pensar)である。また、B周りから自分の音楽が「タンゴではない」と言われるのには飽き飽きした、とも発言しています。(AB出典”Astor Piazzolla”Jose Biasutto,1982

Bの部分にはハッとしました。というのは、当地に赴任して間もない頃、JICA技術協力プロジェクト「先進的リモートセンシング技術」のカウンターパート機関であるアルゼンチン経済省鉱物資源局のPage地質鉱物研究所長に挨拶に行った際に、仕事の話を終えた後、彼とコーヒーを片手にアルゼンチン生活入門の話をしていたのですが、ピアソラ先生の音楽が話題になり、パヘさんは「ピアソラはタンゴじゃないね」と言い切ったからです(その後、「あれはアストル・ピアソラという音楽なんですよ」とも付け加えられました)。

 

ギドン・クレーメル 『ピアソラへのオマージュ』Vol.1

           (ワーナーWPCS-5080)