| の大ボトルを何本かと、砂糖が表面にたっぷりとついた菓子パンを何袋か、それに |
| 菓子を多数買い込み、店の外で客待ちしていた土ぼこり・錆だらけのレミース |
| (Remis)に乗り込みました。レミースはタクシーより安全でほんの少し高級、日本で |
| 言えばハイヤーみたいな車、という印象が強かったのですが、ここのレミースはスサ |
| ーナがいなかったらとてもそれがレミースとは思えない代物でした。 |
| 舗装された新しい国道81号線の突貫工事は、フアレスの町のすぐそばでも行 |
| われています。その81号線を越えると、そこがトバ族の共同体です。スサーナは共 |
| 同体の入り口付近でレミースを止め、「ここが私の家よ」、と柵をめぐらした敷地のひ |
| とつに入って行きました。北部の家特有の干した土レンガを積み上げた建物です |
| が、窓やドアなどはなく、入り口には厚い布が下がっています。隣にも同じような家 |
| があります。長短の枯れた潅木を並べた柵が敷地の周囲をぐるっと囲んでいて、広 |
| い庭はずっと裏の方まで続いているようです。庭の隅にはレンガ作り半球形の小ぶ |
| りのかまどがしつらえてあります。時々パンを焼くのに使うのだそうです。家の前に |
| は枝の広がった一本の木があり、ほど良い木陰をつくっています。庭の一角にはコ |
| ンクリ製の貯水槽があり、底に浅く水がたまっています。大人も子供も、貯水槽の中 |
| に小さなバケツを下ろして水を汲み上げ、バケツからそのまま飲んでいます。鶏や羊 |