でした。その家もスサーナの家と同じようなつくりで、広い庭には放し飼いのヤギが |
たくさんいます。ここも大家族のようです。家長らしい老人が、庭の木の下の椅子に |
座っていましたが、私達が挨拶をすると、立ち上がって手を差し出しました。先ほど |
の女性は老人と同じ木陰に座り、もうせっせとタペストリーの製作に手を動かしてい |
ます。私達へのサービスのデモンストレーションではなく、実際に寸暇を惜しんで製 |
作しているようでした。スサーナの家からぞろぞろついてきた子供達は、私達が写真 |
を撮ろうとすると、わっと集まって、精一杯のすまし顔を作ってレンズの前に並びま |
| す。貯水槽から汲んだ水を飲むために順番を待っている子、Tシャツをまくり上げて汗 |
を拭く子、土をつつく雌鳥、それらを笑顔で見守る家長。スサーナの家と全く同じ光 |
景が、そこにありました。 |
| スサーナの家に戻ると、またフアン氏がいろいろ話をしてくれます。フアン氏の |
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話しを聞きながら、とふと気がつきました。フアン氏ともう一人の男性、それにおじい |
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さん以外、男性の姿がありません。子供と女性ばかりです。道路工事など、どこかに |
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働きに行っているのでしょうか。先住民族の人々の失業率は25%だと、フォルモッ |