| テニス、あの白線を引いた長方形のコートを舞台に、ガットを張った円形のラケットを手に、毛の生えたボールを打ち |
| 合う競技を知ったのは、今をさかのぼること四半世紀、豪州シドニーに在住していた1970年代でした。その後、 |
| しばらくここ10年ほど遠ざかっていましたが、アルゼンチンに赴任して関心が戻ってきました。その原因には、 |
| 日本よりも比較的安価なコート代だけではなく、プロスポーツの世界でのアルゼンチン人男子テニス選手の活躍 |
| が挙げられます。 |
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最近、当地の新聞やTVニュースで盛んに「Legión」「今日のレギオン(正確にはレヒオン?)」という言葉を目にしますが、 |
| 当地マスコミでは二つの解釈があり、1)欧州プロリーグで活躍するアルゼンチン人サッカー選手の活躍ぶり、2)世界各地の |
| 大会で活躍するアルゼンチン人男子テニス選手の成績、があります。ここでは、後者に絞って話を進めましょう。 |
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<世界ランキングは?> |
| プロテニス協会(ATP)、のランキング(この原稿を書いている2006年6月12日の週付)上位100位以内に入っている |
| アルゼンチン人選手は世界第3位を誇るDavid
Nalbandianを筆頭になんと8人。うち、10位以内に2人(最近調子 |
| を落としているギジェルモ・コリアが先月10位以内から転落してしまいましたが)。 |
| 方や我が国日本は、添田豪選手の237位が最高で100位以内はゼロ。ちなみに、かつての名選手ジミー・コナ |
| ーズやマッケンロー、アガシを擁した米国は現在100位以内に9人、かつてのテニス王国オーストラリアは2002 |
| 年にWimbledonを制したLeyton Hewitt一人のみ(13位)、テニス新興勢力ロシアが5人、お隣のチリが2人 |
| (Fernando
GonzalesとNicolas Massù)ですから、アルゼンチンがいかに平均して優秀な選手を多く輩出しているか |
| が分かります。 |
| そして意外なのがフランス。10位以内はゼロ、四大大会を制した選手は(カメルーンから帰化したヤニック・ |
| ノアが1983年に優勝した全仏のみ)近年皆無ながら、100位以内に11人を送り込んでいます。40〜50位台の選手が6名と |
| 多いです。スペインも侮れず11人と健闘が目立ちますが、両国とも表面が赤土(Polvo
de Ladrillo)という玉足の遅いコート |
| で育った選手が多いので、このサーフェスを得意にして、4月下旬から欧州各地で続いてきた赤土コートでの選手権で好成 |
| 績を収めてきた結果だと分析します。
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| Polvo de Ladrilloのテニスコートは球足が遅くラリーが長く続くため、ベースラインで辛抱強く打ち合うプレーヤーに有利と |
| されています。「全仏選手権」(French
Open)が開かれたローラン・ギャローにもこのPolvo de Ladrilloが使われています。 |
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